ローマ 編
今回のイタリア紀行の最後になります ローマ編です。「全ての道はローマに通ず」とあるように古代ローマ帝国の中心地でした。ローマに訪れると、そのスケールに圧倒されます。イタリア人の「美」に対する情熱は執念すら感じられます。
まずは バチカン市国「サン・ピエトロ大聖堂」です。バチカンは世界最小の国家ですね。
あいにくの天気で写真は美しくありませんが、圧倒的な迫力です。今回はとても残念な事にツアーに聖堂内への入場観光が付随してらず、内部に入れませんでした。後ほど入場しようと思いましたが、すでに数千人が並んでおり、とても入場は不可能でした。以前に聖堂内部に入場したことがありますが、あまりのスケールに驚きました。
ちなみに聖堂内部の広さですが、総面積: 約15,160平方m、全長: 約186m、全幅: 約137m、ドームの高さ: 約136mと言われています。 皆さんがローマを訪れる際は、入場観光が付いたツアーをオススメします。

この建物はバロック建築の傑作であり、その広大な内部空間には多くの芸術作品と重要な宗教的遺物が収められています。また床も緻密なモザイクが施されており気が遠くなるような作業です。初めて入場した時は、度肝を抜かれました!
なお、バチカン市国の守護兵士はスイスの兵士で構成されています。なんでも1506年からバチカン市国を守護しており、現在でも教皇やバチカンの安全を守る役割を果たしています。鮮やかな制服が印象的ですね。



サン・ピエトロ大聖堂のほど近くテレヴェ川のほとりにある 紀元139年に建設された「サンタンジェロ城」です。最初は霊廟(墓)として使われていましたが、その後は城や牢獄として使用されたそうです。
オペラ「トスカ」の最後のシーンの舞台であり、最愛の人を失ったトスカは、この屋上から身を投じることになります。
つづきまして「スペイン広場」 映画「ローマの休日」で有名な場所ですね。当日は晴れたり時折雨が降ったりのお天気でしたが、この人だかりです。
ここでオードリー・ヘップバーンになりきって、ジェラードを食べたい気持ちになりますが、現在ローマでは歴史的・芸術的・文化的に価値があるとされる建物やエリアでの禁止事項が決められているそうです。以前に食べれた人はラッキーでしたね。



日本の百貨店でもお見掛けしますので、そのプロモーションに来日されていたのでしょう。

今回は手持ちの革靴に合わせるため、ブラックとボルドーの2色をチョイス
このスペイン広場内にある
「セルモネータ・グローブス」です。
私がお店に入ろうと外から中を見ていると、店員さんがニコニコされており、なぜか入店と同時にハイタッチでした(笑)
ここのお店の方は、何でも50回ほど日本に来られているらしく、日本語もとてもお上手でした。
「オレンジも持っており、同色のマフラーと合わせるよ!」と伝えたら「OH イタリアン!」と言われました(笑)

「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」です。
この教会内にあるチェラージ礼拝堂では、カラヴァッジョの「聖パオロの回心」と「聖ペテロの磔刑」を拝むことができます。しかし当日は残念ながら改修中で、中の作品を目にすることができませんでした。
カラヴァッジョの好きの私としては無念極まりないです。
また教会にも営業時間があるので、訪問される際は事前に確認されることをオススメします。

帰り際にイタリア人の店員さんに日本語で「またね!」て言われました!
ここでチョット一息。近くの caffè へ。
お昼のランチはピザを食べることにしました。
イタリアでおなじみ「マルゲリータ」ですね。
これは、イタリアのマルゲリータ王妃がナポリを訪れた際に、彼女にふさわしいピザを作ったことが始まりだそうです。トマト、モッツァレラチーズ、バジルを使ったピザは、赤、白、緑のイタリア国旗の色を表してます。
このピザはサイズも大きく生地はカリカリでした。旅行に行くといつも思うことですが、彼らはおしゃべりしながら楽しそうに沢山食べています。そう 食べることは楽しいこと!

ご存じ「トレビの泉」です。
写真には写っていませんが、かなりの人だかりでした。もうギュウギュウです。ここはすぐ近くにジェラード屋さんがありましたよ。
この泉に背を向けてコインを1枚投げ入れるとローマへの再訪が叶い、2枚投げると大切な人と永遠に一緒にいることができる。また3枚投げると恋人や夫・妻と別れることができると言われています。
皆さん3枚目投げてませんよね。

「コロッセオ」ローマ時代の円形闘技場です。紀元80年頃完成だそうです。
約2000年前ですか~ その当時の文明って凄いですね。
この中では、剣闘士競技や野獣狩りなどが行われたそうですが、なんとも残酷な催しですね。
実はコロッセオの建材を取り出しては、他の建築物に流用しており、サン・ピエトロ大聖堂にも使われていると言われています。だから円形が欠けた形になっているのですね。

コロッセオのお隣「フォロ・ロマーノ」です。
古代ローマの中心地とされていました。東西約300m、南北約100mもあり、かなり広いです。
以前は無料で入れましたが、今回は入場門ができていました。遺跡の保護や維持の為にも必要かもしれません。
敷地内には複数の神殿や凱旋門があり、古代ローマに興味がある方は、想いを巡らせてみるものいかがでしょうか。
最後はフォロ・ロマーノのお隣「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」です。
めちゃくちゃカッコよくないでか! 巨大な白亜の神殿ですね!


幅135m、高さ80mほどあり巨大です。空いた口がふさがりません。
この記念堂は、イタリア統一の英雄である初代イタリア王であるヴィットリオ・エマヌエーレ2世を記念して建てられたそうです。
今回ここを訪れるのは初めてだったのですが、なぜ前回気付かなかったのだろうと不思議に思います。
イタリア人のスケールと美に対する執念をここにも強く感じたのでした。
実に美しいです!
ここまで今回のイタリア旅行について書いてみました。ここでご紹介したものは、沢山の魅力の中のごく一部です。
皆さんも是非、直接足をはこばれ、イタリアの魅力を感じとってみてはいかがでしょうか。
イタリア紀行シリーズはコチラ
/イタリア紀行-①/
/イタリア紀行-②/
/イタリア紀行-③/
/イタリア紀行-④-カラヴァッジョ-編/
/イタリア紀行-⑤/