なぜ1億円を目指すのか?
【結論】
親が1億円の借金を抱え、自己破産したのだが、自分自身で1億円の資産をつくり、気持ちの上で精算をしたかったから。
【経緯】
私は51歳で30余年務めた会社を退職しました。
(退社した経緯については、別途記述したいと思います。)
その際に得た退職金を上手く活用したいと考え、書籍やネット上で資産運用の方法を勉強しているうちに、ひょっとしたら1億円を目指せるかもと思うようになりました。
私の家族は鮮魚店を経営しておりましたが、事業が上手くいかないこともあり、決して裕福ではありませんでした。
家の中では「お金がない」が口癖でしたし、多額の借金も抱えていました。
ただ食料品を扱う仕事であったため、食べるものには困りませんでしたが、自転車やゲーム機、マンガ本など、友達が持っているものを買ってもらうことはできませんでした。
お金が無い状況では精神的な安定を保つことも難しく、家庭も円満ではなくなり、しばしば両親のケンカもみえるようになりました。
そしてついに自己破産に陥り、両親は離婚することとなりました。
私たち兄弟4人は母親について行くことになります。
身体が丈夫でなかった母親は頑張って働きに出てくれましたが、当然そんなに稼げる訳もなく、切り詰めた生活を送ることになりました。
いま思うと、母親は心身共にとても辛かったと思います。私は今になって反省しています。
当然、お金の使い方にしても、本当に価値があるのかを考えるようになりました。
私は中学、高校とテニス部に入部していましたが、高校生の時はチームで揃えるジャージも、家の状況を考えてチームで私1人購入を断りました。
そのようななか、高校を卒業し就職することになりますが、お金に苦労したくなかった私は、できるだけ大手で安定した企業を受けるとにしました。
それからは、先輩達が残してくれたその企業の問題を解いたり、専門の問題集に取り組んだり、夏休み期間中ではありましたが、分からない問題は先生に尋ねるために学校に通いました。その甲斐もあって無事に合格することができ、家族・先生ともに、とても喜んでくれたことを覚えています。
仕事はきつい部分もありましたが、大手企業に務めたお陰で不自由ないお給料を貰えており、そのような中でも、お金の使い方と貯蓄はしっかりと意識しておりました。
30余年務めた会社を51歳で早期退職することとなりますが、それまでの貯蓄と退職金を上手に運用して資産総額1億円を達成したいと考え、チャレンジすることにしました。
そして気持ちの上で精算し、お金に対するコンプレックスを晴らしたいのです。